こんにちは。蓮花(れんか)です。The Herbcrafter's Tarotのソードの5のカードとライダーウェイト版の絵柄はどんなふうに違うのでしょう?
The Herbcrafter's Tarotを買いました。
油絵調の草花の絵柄が美しいカードです。このカードデッキの絵柄がライダーウェイト版とあまりにも違うので、またまた比較検証してみることにしました。タロットリーディングには絵柄から受ける印象も重要な要素ですからね。
2枚並べてみた
ライダーウェイト版と並べてみました。
ホワイトセージですね。切りたての枝が赤い糸でまとめられています。緑と赤の色合いがきれいです。
説明書を訳してみた
では付属の説明書(英語)の文章を訳してみます。
Five of Air WHITE SAGE(ホワイトセージ)
長年信じられてきたことが、必ずしも真実に基づいているとは限らりません。周りに流されずに、自分の考えを持ちましょう。脅かされている人や抑圧されている人々の声に耳を傾けることを忘れないで。
元気なホワイトセージの鉢植えが、コンクリートの古びた玄関先で育っています。その植物は小さいが力強く、家は古いけれど手入れが行き届いている様子。籠には収穫されたばかりのセージの小枝が収められ、いくつかの葉は赤い糸で束ねられています。散らばった葉は薬用に保存され、何一つ無駄にされることはありません。
精神的な危機は、長年抱いてきた信念に挑戦するものです。良心が揺さぶられる一方で、自分の考えを手放すことにためらいを感じているかもしれません。この挑戦に立ち向かい、真実を受け入れましょう。ホワイトセージは流行のスピリチュアルツールとなっていますが、多くの北米先住民にとって神聖なものであり、その伝統は多くの場合誤用されています。さらに、開発や侵食によってこの種の生存も脅かされています。ホワイトセージは私たちに、神聖なものを守る大切さを教えています。それは空気中の毒素を浄化するだけでなく、貴重な薬草でもあります。道を清め、他者の声に耳を傾け、癒しのための余地を作りましょう。すべての人にとって利益になる解決策を見つけることを目指してください。
最後にはこのクラフトの作り方も書かれていますが割愛させていただきますね。
ソードの5のキーワードは「奪う・奪われる」。奪う側と奪われる側の違いはエネルギーの強さと方向性。カードでは正位置か逆位置かで意味が変わります。
奪ったり奪われたりするのは、争いが起きているから。物理的にも精神的にも、その場にいる人は混乱していることでしょう。ライダーウェイト版の絵柄では戦いに勝ってニヤリとほくそ笑む人物と、敗れて剣を置いて立ち去る人の姿しか描かれておらず、なんともやるせないというか救いのない状況です。
The Herbcrafter's Tarotでは現在ホワイトセージをこう位置づけています。
- 北米先住民にとっての神聖なホワイトセージと、流行のスピリチュアルツールとの乖離
- 開発や乱獲によって種の存続が危うくなっている
この植物が置かれている立場にソードの5をなぞらえています。
カードの意味としては救いがないのですが、ホワイトセージは「神聖なものを守る大切さ」を教えてくれています。争いの混乱の中でも「癒しの余地」を作り「誰にとっても利益になる」道を目指すように教えてくれます。
救いがなくて苦手だったソードの5ですが、ホワイトセージによって浄化してもらったような、そんな清々しさです。
renka-lotusflower.hatenablog.com
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