こんにちは。蓮花(れんか)です。The Herbcrafter's Tarotのソードの7のカードとライダーウェイト版の絵柄はどんなふうに違うのでしょう？
The Herbcrafter's Tarotを買いました。
油絵調の草花の絵柄が美しいカードです。このカードデッキの絵柄がライダーウェイト版とあまりにも違うので、またまた比較検証してみることにしました。タロットリーディングには絵柄から受ける印象も重要な要素ですからね。
2枚並べてみた
ライダーウェイト版と並べてみました。
ユーカリです。実はユーカリの木は見たことがありません。生の葉も、動物園でコアラが食べているのを見たきり。私にとっては未知の植物です。
説明書を訳してみた
では付属の説明書(英語)の文章を訳してみます。
Seven of Air(ソードの7) EUCALYPTUS(ユーカリプタス)
理性を信じ、大衆の意見に流されることなく、自らの誠実さを貫きましょう。
銅製の蒸留器が、古いアロマテラピーの本の山と並んで、外の陽の当たるテーブルに置かれています。陽光が情景全体に反射し、暖かな風がユーカリの葉を本の上へ運んでいます。近くの大きなユーカリの木は、楽しげに揺れています。
情報は理解への鍵です。理性を信じ、事実と感情を見分けましょう。自分の仮定が疑問視されたときには、さらに学びを深め、行動を起こす前に十分に調べることが大切です。エッセンシャルオイルは即効性のある救いをもたらすこともありますが、それには多くの資源が必要です。1オンスのオイルを得るには、何百ポンドもの植物材料が必要です。ユーカリのようなエッセンシャルオイル目的で栽培される植物が増えると、在来種が排除され、地域の生態系に壊滅的な影響を与えることになります。ユーカリは、簡単に手に入るものにはしばしば隠れた代償が伴うことを教えてくれます。学びの最大の敵は無知ではなく、知ったつもりになることだと言われます。情報を純粋な本質まで蒸留し、誰に知られようと知られまいと倫理的に行動しましょう。ユーカリが肺を浄化するように、あなたも再び気持ちよく息をすることができるでしょう。真実はあなたに道を示してくれるはずです。
最後にはこのクラフトの作り方も書かれていますが割愛させていただきますね。
ソードの7のカードのキーワードは「裏切り」。ライダーウェイト版の絵柄には、7本の剣のうち5本を抱えた人物が、あたりをはばかるように歩いていく姿が描かれています。相手の信頼を裏切って物や情報を拝借していく様子なのでしょうね。逆位置では、危険を回避したり安全に事を勧められたりと、ポジティブな解釈になります。
The Herbcrafter's Tarotのソードの7では「知る」ということに焦点が置かれているようですね。ユーカリのエッセンシャルオイルが地域の生態系に与える影響を知れば、簡単に手に入るユーカリのオイルが払う「隠れた代償」に目を向けることができるように。
「学びの最大の敵は無知ではなく、知ったつもりになること」というのも痛烈なひと言です。「知る」というのは良いことだけれども、手段を選ばなければそれは誰かに対しての「裏切り」になり兼ねない。常に倫理的に行動すれば、ユーカリが体や空気をを浄化するように、気持ちよく(正直に？)いられるでしょう…ということを、このカードは教えてくれています。
ソードの7は「陰でコソコソ」とか「ズルをする」といったネガティブな解釈をされるカードです。出てくるとちょっと嫌な気持ちになる的な。でも、これからは「誰に知られようと知られまいと倫理的に行動する」ことを思い出せば、気持ちが楽になるかも。そしてユーカリのハーブの爽やかさを思い出しましょう。
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それではまたね‥蓮花(れんか)
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